普段はTwitterに書くような馬鹿ネタなんだけど、中途半端に長いのでこっちに書きます。
ドラえもんの寝床といえば、もちろん押し入れ。何故押し入れで寝るようになったかは不明だけど終始押し入れで寝ている。大長編でベッドで寝るシーンがあったら違和感がでるくらい「ドラえもんの寝床=押し入れ」は根付いています。
さて、アタシは気づいてしまった。ドラえもんだからこそ押し入れを寝床にできる、と。
一度でも押し入れで寝たことがある、いや寝てないまでも押し入れに入ったことがある方ならおわかりでしょう。押し入れってのは中に入って襖を閉めるのが非常に難しいのです。
まず襖の内っ側に取っ手が付いてない。しかも襖ってのは頻繁に開け閉めすることを想定してないからか、妙に滑りが悪い場合が多い。よって中からは簡単に閉めることが出来ないのです。
いや閉めるのは何とかなっても、ピシャッと閉めたら今度は開けるのが大変です。爪で少しずつズラして指をコジイレて・・・と、とてもじゃないけど寝起きにするような難易度ではない。
他にも押し入れにコンセントなんかないから、閉めたら真っ暗になります。
つまり押し入れは寝床にはまったく向いていないのです。
では何故ドラえもんは押し入れを寝床にすることが可能なのか。
ドラえもんの手は人間とはまったく構造が違います。ペタリハンドという「掴む」というより「吸着させる」ことによって何かを持ったりできる。シーンによっては変形させて人間の手に近い形になっている場合もありますが、あれも掴むというより、支えて安定させているだけなんでしょう。
押し入れの襖の開閉が中からでは難しいのは、掴む場所がないからです。ところがドラえもんは掴むことをしない。つまり取っ手があろうがなかろうが、ドラえもんには何の関係もないのです。
むしろ接触面積を取れる分、吸着する手を持つドラえもんにとって押し入れの襖は開け閉めがしやすいのかもしれない。
押し入れは人間が寝るには多少寸足らずな場合が多いけど、身長129.3cmのドラえもんには十分だし、ワイヤレスで光る道具なんかポケットに山のように入ってるんだから暗がりも問題なし。ついでにいえばポケットを探るのも目視で探しあててるわけじゃないからね。
つまりドラえもんにとって押し入れは理想的な寝床なんですね。
いや、そんなこと真面目に語られても、と思われるでしょうが、思いついっちゃったもんはしょうがない。