他人のことなど構っている時ではないのだが、(植木さんのためなら・・・・・)と考えてしまう。(小林信彦著「喜劇人に花束を」)
自分の関わった本について長々書くのは性に合わないので(その割に宣伝しまくってますが)、できるだけあっさりいきたいと思うのですが、2010年10月初旬「植木等ショー!クレージーTV大全」が完成しました。(この時点で印刷はまだでしたが)
大変でした。とにかく精神的にも肉体的にもギリギリまで追いつめられて、様々な感情が渦巻き、それでも何とかここまでこぎつけることができました。
そして追いつめられる度に、上記の文を思い出しました。
アタシは今までずっと植木さんに助けられてきました。どんなに苦境に立たされても植木さんの、あの声を聞くだけで元気が沸いてきました。
そういう意味では、あまり会ったことがない親戚よりも、ずっとずっとアタシの人生に関わってきた、いわば大恩人なのです。
すでに植木さんはこの世にはいません。しかしいつか植木さんに恩返しがしたい、それはずっと思っていました。
この本に関わることは恩返しの最大のチャンスでした。
仕事でも趣味でもない、ただ植木さんに恩返しがしたい、その一心でここまできたのです。
結局恩返しがしたいと思って始めたことでしたが、最後は植木さんに助けられました。
制作期間中、植木さんを携帯の待ち受けにしていたのですが、どんなに辛い時でもこれを見ると本当に勇気がでてきたんです。
ま、よくご存知の方なら「待ち受けじゃなくてTodayじゃねーか」と思われるでしょうが。
ともあれ、みなさん「植木等ショー!クレージーTV大全」をよろしくお願いいたします!!
我ながら辛そうですな。いや実際辛かったんだけど。でも今思えば「やっといて良かった」ってことだけです。 |
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