アタシは紛れもなくクレージーキャッツのファンなのですが、にもかかわらず、未チェックだったCDがあったりするもので。
たとえば「ゴールデンタイム!~TVバラエティ・ヒットパレード~」という2004年に発売されたCDもかなり長い間未チェック状態でした。
この中には、クレージー関連のCDアルバムで未収録の「天下の学園」(谷啓)、「植木等ショーのテーマ」(植木等)、「星に願いを」(植木等)の三曲が収録されているのです。
音源はVTR、もしくはキネコからとおぼしく、音質はお世辞にも良いとはいえませんが、まさによくぞ収録してくれた、という曲ばかりです。
他にもこういうことはありまして、とくにクレージーキャッツとは直接関係ない、というか、いわゆる「関連盤」というのは、どうしても見落としがちになるものです。
その代表が「殿キンのスーダラ外伝~クレイジーキャッツを唄う」。これも発売されてから数年は存在すら知りませんでした。
<殿キン>とは、もちろん「なみだの操」をヒットさせた、あの殿様キングスです。アタシも全然知らなかったのですが、1970年頃に「スーダラ節」や「ホンダラ行進曲」など12曲を収録した8トラカセットを殿様キングスが出していたらしいのです。(8トラカセットの説明は面倒いので割愛)
「殿キンのスーダラ外伝~クレイジーキャッツを唄う」はその復刻らしいのですが、ここでサンプルを聴くことが出来るので、まずは聴いて欲しいのですが、意外にも原曲に忠実なアレンジで(ま、かなり安っぽくはなってるけど)、そこまで違和感はありません。
ただヴォーカルの宮路おさむの声質のせいか、何か「ハナ肇リードヴォーカルバージョン」にも聴こえるのが奇妙というか、おかしい。
それにしてもタイトルが<スーダラ外伝>とは・・・・。なんともはや。
植木等さん逝去後はとくにそういう傾向が強くなったのですが、もはやクレージーキャッツ関連の「新しい動き」なんて数年に一回くらいのペースでして、しかもたいして大々的に報道されるわけでもないので、ついつい見逃してしまいがちです。 2019年に「笑って笑って幸せに」がCMで採用されたのを期にシングル扱いで配信されたり、2022年にはクレージーソングを「歌唱のみそのまま抜き出してまったく新しいアレンジを施した」植木等 KM Remix名義で「植木等の行ってみようか~!」がリリースされたりね。 だって誰もまとめてくんないんだもん。というかそれをまとめるがテメエの役割だろって?だから「ファンサイト」なんて謳ってるじゃねーかって? ウヒヒヒ!そんなもんですかね!? |
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