見てないドラマと意外にも見てるドラマ2006
FirstUPDATE2006.3.21
@Scribble #Scribble2006 #テレビドラマ 単ページ 愛と死を見つめて 広末涼子 草なぎ剛 トゥルー・コーリング 天丼

ちゃんと見てない番組のことを書くのは気が進まないんだけど。

「愛と死を見つめて」ね。結局裏番組の方が強くて、ほとんど見れませんでした。ただ特番で散々映像を見せられたので、ちょっとその感想を。
昭和に関するセットはよくできていた。でもアタシが関心したのはそんなことじゃない。
何に関心したかといえば、広末涼子の使い方なんです。
広末涼子を女優として扱っていいものか。まぁ女優というにはすべての面で心持たないって感じだったのですが、あのドラマの使い方、というか配役は実に見事だったと思う。

高知出身の広末涼子に関西弁をしゃべらせるという発想が秀逸で、関西在住のアタシから見ても、ほとんど違和感を感じさせなかった。というか、アタシの数少ない広末涼子出演のドラマの中で、演技的に劇的に違って見えたのは気のせいでしょうか。
また昭和30年代の若い女性を演じさせるというのもナイスで、デビュー当時の透明感が消え失せ、ひたすら田舎出身の垢抜けなさだけが残った現在の彼女に、昭和30年代の若い女性役、というのはあまりにもハマりすぎていました。

草なぎは、報道ステーションでも古館がいってた通り「どんな役柄でもなんとなくハマってしまう」(「なんとなく」とはいってなかったけど)というカメレオンみたいな性質を持っているので、まぁ納得なんですが、あの広末がねぇって感じですか。というか、こういう「関西出身の昭和30年代の若い女性」専門でもいいんじゃないかね。もっと時代をさかのぼって、黒澤明の「一番美しく」のリメイクなんてのもいいな。絶対につまらないドラマになるけど。

もういっちょ。
関西のABC系の、日曜深夜にやってる「トゥルー・コーリング」ね。リアルのアタシを知ってる人からしたら洋物ドラマを見てることってかなり不思議だと思うんだけど、これは結構おもしろい。

このTVシリーズ「トゥルー・コーリング」は、死体安置所(モルグ)で働く女性が主人公の、死生に向き合う新感覚のミステリーである。
主人公のヒロイン、トゥルー・デイビーズには、特別な力が備わっている。それは、死を迎えたばかりの人たちの叫びが聞こえる、という特殊能力。無念の死を迎えた者が、彼女に「助けて」と救いを求めると、人知を超えた力が働き、その日の朝に逆戻りする、という時間逆行現象が起こる。つまり、死ぬにはまだ早すぎる人たちの人生最後の1日を、彼女だけが“再びやり直す”ことができるのだ。ゆえに、その人たちが死ぬ、という事実を知っているのも彼女だけなのである。
これは、そんな自分に与えられたパワーを使って、生きたいと思う者たちの死を未然に防ごうと、ひとり尽力する女性の物語なのだ。
(公式サイトより)


とまぁこんなドラマなんだけど、わりとギャグがあって、設定のせいか、芸人用語でいうところの天丼がやりやすい。しかもひと月ほど前にやったパーティの話なんかは、かなりギャグも練られていて、個人的には大満足の出来でした。

サスペンスは意外と弱いんだけど、まぁその辺はご愛敬。「アンフェア」の評判がいいようだけど(アタシは見てない)、関西在住の方なら一見の価値のある作品だと思います。

こんなもんですかね。ではでは

文章の半分近くが引用ですな。つまりもう、ヤル気ゼロって感じで、それでもたまには更新しないと、みたいな後ろ向きのエントリなので、どうにも敗戦処理ムードが濃厚、という。




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