「仮面ライダー対ショッカー」は撮り方がすごい!
FirstUPDATE2006.2.26
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あのやたらと流れるアリコのCMね、あの最後になんちゃらグルメ便って告知が入るじゃないですか。でも「もれなくプレゼント」ってバージョンと「抽選でプレゼント」っていうバージョンがあるのはマズいんじゃないの?意味が正反対だよ。

さて、なんだかんだいいながら、ネットTVもソフトが充実してきましたね。ちょっと前まで画質も悪ければ、内容も見るのが苦痛なものがほとんどだったのに、ここにきて著作権関係も徐々にクリアされつつあるようで、とくに昔のアニメ関係はかなり揃ってきました。
おすすめはなんといってもGYAOですね。さいきん「プロジェクトX」の配信も開始されましたが、けっこう見逃してたやつがあって、なんともありがたい。前後にCMが入るとはいえ、これがタダなんだからたいしたものです。
GYAOには「映画」ってカテゴリがあるのに気が付いて、どんなのをやってんだと思ったんだけど、これが意外にもいいラインナップで、大島渚の全盛期の作品なんかが何本かあるのはすごいとしかいいようがないですよ。

そんな中で、本当は寝るはずだったのに、あまりにもうれしくなってつい見てしまったのが、今回紹介する「仮面ライダー対ショッカー」なんです。
いやー!これは死ぬほどなつかしい作品で、東映まんがまつりの一本として公開された当時アタシはまだ4歳。つまりアタシは完全に仮面ライダー世代なわけですな。
当然これも親にねだって映画館に連れていってもらったんです。もちろん記憶としては薄いんだけど、映画館で買ってもらったパンフをずっとながめていたことだけはおぼえてます。

「仮面ライダー」については以前ここに書いた通り、大学生の頃に全話ビデオでみたのですが、この劇場用作品だけは見てなかった。たしか当時からビデオになってたと思うんだけど、なぜか見てなくて。なんでこれだけスルーしてたんだろ。
そんでもって、あらためて見た感想ですが、すごい!すばらしい!!おもしろすぎ!!!
2号ライダー編って、もっとカラッと明るいイメージだったんだけど、序盤の導入部のおどろおどろしさといい、中盤のサスペンスといい、そして後半のアクションシーンといい、現在のアクションものの基準じゃ全然考えられないレベルですよ。

とくにアクションシーンはね、カット数が異様に多い。しかも固定、クレーン、ハンディをたくみに使い分け、というか基本は固定とクレーンなんだけど、要所で挿入するハンディ映像が恐ろしいほど効果をあげてるんですよ。

ホント、「西遊記」のスタッフはこれを一万回ぐらい見ろ

何度もいいますが、これはあくまで劇場公開用につくられたもので、長さ的には通常のテレビシリーズとほとんど変わりがありません。しかし過去の怪人が総出演したり(名乗りをあげるのがカッコいい!!)、バイクアクションが挟まっていたり、死神博士の出番が多かったり、まだTVでは流れてなかったはずの「ライダーアクション」がかかったり、という、まぁいやデラックス版ではあります。

でもあくまでテレビシリーズのエッセンスを濃縮しただけで、これぐらいのクオリティのものを毎週やってたんだから、自分の子供時代は恵まれていたなぁと思ったり思わなかったり。

ま、もう、その通り、としか言いようがない。
というかさ、もはやスマホでさえ動画の手ブレ補正なんて当たり前だけど、ハンディカメラの<ブレ>の演出って絶対にあると思うのですよ。
そういった<ブレ>を迫力っつーかインバクトとして使ってるユーチューバーはさすがにいない。上手く手ブレ補正と意図的な<ブレ>を混在させたら面白い映像になると思うんだけどね。




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