見始めたドラマとホリエモン逮捕とネタの賞味期限
FirstUPDATE2006.1.26
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まずはドラマの話でも。今クールのドラマで見ているのは一応3本です。

・「西遊記」(フジテレビ)
・「小早川伸木の恋」(フジテレビ)
・「神はサイコロを振らない」(日本テレビ)

「西遊記」は前に一回触れたことがありますが、この間の話はまぁまぁよかった。シナリオは矛盾が多すぎるし、アイデアもよくあるといえばそうなんだけど、あの手のややこしいネタをエンターテイメントとして扱った勇気を買いたいって感じですね。

「小早川伸木の恋」、ちょっとやりすぎかなぁ。わかるんだけどね。もうちょっと演出に軽味がないと見ててしんどい。なんか回を重ねるごとに重くなってるのはマズいよなぁ。ただホントに役者はバッチリだね。古谷一行の使い方とかうまいよなぁ。

「神はサイコロを振らない」、まったく見る気はなかったんだけど、一回目でアタシの大好きな空港がでてきたのと、このSF的アイデアをどう処理するのか興味があったのでなんとなく見始めてみました。てな感じなので、当然原作は読んでません。(ちなみに「小早川伸木の恋」も原作は未読)
まだ判断を下すのは早いのですが、今のところ悪くはないです。小林聡美がいい味を出してる。大杉漣はちょっとコミカルすぎるけど。ただせっかく「一話一日」で時間が進んでいってるんだから、もうちょっとサスペンスがほしいなぁ。まぁ今後に期待です。

えとですね、アーカイブを読み返してみると「古いなぁ」と思うネタが山のようにあります。ネタの賞味期限ってヤツでしょうか。
アタシは泉麻人が好きで、過去にわりとちゃんと書いたことがありますが、この人のコラムって時間を置いて読んでもおもしろいんですよ。たとえばバブル華やかなりし頃のネタを今読んでも、物事に対する見識が真っ当だから、リアルタイムで読むよりも深く楽しめたりする。これこそ時事ネタを扱うコラムやエッセイの本流というか、目標というか。

アタシもそういうのを目指しているのですが、これがなかなか難しい。ホリエモンのことなんか、わりとシビアな目で見てるのですが、今読み返して痛感するのは、ホリエモンの功績をもっと評価すべきだったなとか思ってしまうのです。
ホリエモンのイメージ(もちろん逮捕前の)といえば「全部中途半端で放り出す」というのがあります。
ここだけ取ればよくないのは明白なのですが、でもこの人が先駆をつけたおかげで世間的な認知度が上がったり、サービスがはじまったものも多い。
今でこそ猫も杓子も「M&Aが~」なんていいますが、企業買収や株式交換、いや株にたいするイメージを大幅に変化させたのは間違いなくホリエモンの功績です。少なくとも言葉の知名度の上がり方はこの人によってもたらせられたといっても過言ではありません。

ライブドアが今手がけている事業として、無線LANのアクセスポイントがありますが、もちろんホリエモンがいっていた通り「これからは(アクセスポイントが)点ではなく面での展開になる」ということには歓迎します。ただこれをライブドアがやってのけるとは全然思ってなかった。
まずはライブドアが先鞭をつける。んで結局はうまくいかなくても、もっとお金もやる気もある企業がちゃんとしたビジネスにする。そうなればいいなと。

ホリエモンの正体、それはアタシの友人の名言「噛ませ犬」なんです。噛ませ犬なんて呼ばれる人生なんてどうかと思いますが、彼にはいろんなことの先鞭(噛ませ)をやってもらわないといけなかった。それこそ彼の使命であり、生きる道だったんだなと思います。
だから彼の逮捕は残念でならない。これからも中途半端なことをいろいろやって、それこそ宇宙旅行事業も先駆をつけて、んでホリエモンのやり方を見て、実際にビジネスにするのは大企業、この構図が崩れてしまったんですから。
ホリエモンが逮捕されたことで、またサービスへのスピード(というかサービスにたいする企業のフットワーク)が落ちるんじゃないかと危惧しています。その辺は本当に残念ですね。

とかこんなことを書いても、この文章も賞味期限がくるんだろうな。もうちょっと質的向上を図っていかなければ。ということです。

何だこのエントリ。前半と後半が完全に分離している。「大冒険」よりも分離している。というかもうちょっと話をつなげる努力の跡を見せろよ、と言いたいわ。




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