浅草東宝で坪島孝監督を・・・!!
FirstUPDATE2005.9.11
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 2005年9月10日(正確には11日にかけて)、浅草東宝のオールナイトに行ってきました。

 わざわざこのために神戸から東京まで行ったわけではなく、東京に行ったついでだったので、お付き合いさせていただいているクレージーファンの方にもほとんど連絡せずに行ったわけです。(劇場でラジニ・タイラーさんや佐藤利明さんにお会いしました)
 何しろこの日は坪島孝監督と園まりさんのトークがあるということで、いつもよりもお客さんは多かったようです。とくに園まりさんのファンと思われるおばちゃんがけっこう来ていました。

 坪島孝監督に関しては、なにぶんお声をきくのもはじめてだったのですが、原爆の話や助監督時代の話、そして「クレージー黄金作戦」での、例のラスベガスのダンスシーンについて詳しく記憶されておられ、ご高齢ですが、非常にはっきりとした口調で、また映画も4本すべてご覧になられるというお元気さでした。
 アタシは坪島監督の斜め後ろぐらいで観ていたのですが、非常にニコニコした表情で作品をご覧になっていたのが印象的です。

 すべての上映が終わってから、ラジニ・タイラーさんに色紙をもらい(用意してないのが悪いのですが)、坪島監督にサインまでしていただきました。

 上映された作品について少しだけ。

◇ 愛のきずな
 ゲストでこられた園まりさんと藤田まこと主演のサスペンスという異色作です。
 原作はなんと松本清張!!原作を読んだことがないのでどこまで脚色されているのかわかりませんが、主演が藤田まことということもあってか、サスペンスなのにギャグが満載でした。
 坪島孝監督自身「どうしてもギャグを入れたくなる」といってましたが、おそらく松本清張の原作をあんな風に撮るのは坪島監督の独壇場でしょう。
 あと、園まりがとてつもなくかわいかった。あ、もちろんゲストでこられた園まりさんではなく、映画の中の園まりなんですが(汗)

◇ 蟻地獄作戦
 マジでビビりました。あまりコメディ調にはならず、非常に重厚なアクション映画に仕上がっていました。これは佳作に部類されると思います。
 しかし谷啓の出演シーンだけは別で、おおいに笑わせてくれます。まだ「くたばれ!無責任」しか撮ってない時代なのに、あの谷啓の使い方はうまい!

◇ 奇々怪々 俺は誰だ?!
 今は亡き大井武蔵野館で観て以来2回目でしたが、あいかわらずヘンテコな映画です。ラストは賛否両論あるでしょうが、まぁあれでいいんじゃないでしょうか。

◇ 鬼輪番
 ラジニさんが上映後「五社英雄監督作品みたいだな」といってましたが、まったくその通りの漫画みたいな映画です。というか原作は漫画なんだけど。アタシは「スケバン刑事」を思い出しました。とにかく良くも悪くも、1974年制作、東宝・国際放映提携作品ということもあって、東宝っぽさは皆無に近い状態でした。


 まぁ「鬼輪番」以外は佳作ぞろいだったので、満足度が非常に高かったのは実によろこばしい。そして坪島孝監督からサインがもらえたのはもっと喜ばしかった。そんな一日でした。







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