「電車男」、2回目も快調でしたな。脚本も演出もいいけど、とにかく伊藤淳史が抜群にいい。視聴者をあれだけ容易に感情移入させられる役者はそうはいないと思う。
さて、アタシは芸人にもわりと感情移入してしまう方で、カンニング竹山なんかはその面でのイチオシです。あれだけガムシャラにがんばっている人は無条件で応援したくなります。
ところがどうしても感情移入できない人もいるわけです。それなりに実力を持ってると思うし、別に嫌いになる要素もない。なのにどうしてもおもしろがれない人がいたりします。
具体的に名前をあげると、ガレッジセールとペナルティ。この2組だけはどうしてもダメですね。何がどうダメなのか説明できないけど、おもしろがれない。
ホメる要素はいくらでもあるんですよ。両方ともよく身体を動かせるし、アドリブもきく。キャラとしてのおもしろさもちゃんとあると思う。
でも、たとえば「ワンナイR&R」とか、ゴリエちゃんとかね、ああいうキャラクターコントね、たぶん自分が気付いてないはずだと思ってかなり丹念に見てたんだけど、やっぱ笑えない。
ペナルティにしてもネタ自体は全然悪いとは思わない。ちゃんとワッキーのキャラを活かす設定を作り出している。でもこれまた笑えない。
これ、けっこう肝心なことだけど、笑えないのはネタのせいだとも思わない。あのネタ、本当はおもしろいのに、ゴリがやるからつまんないって意味じゃないですよ。でもネタが悪くても演者の能力で笑わせることってけっこう多いですよ。
「リチャードホール」のシャレ山紀信のコントなんて、レベル自体は低いと思うけど、笑ってしまうんです。あれもほとんどアドリブに近い適当なものだけど、山崎、柴田・矢作のおもしろさだけで成立させているじゃないですか。
結局気持ち良さにだと思うんですよね。これはSEXの相性に通ずるものがあると思う。いくら最高のスタイルをもった女性でも相性が悪ければ気持ちよくない。でもたいしたスタイルじゃなくても相性がよければすごく気持ちいい。アタシにとって、ガレッジセールやペナルティが前者だとすれば、シャレ山紀信は後者なのでしょう。(いくらなんでも「最高のスタイル」はホメすぎだけど)
アタシはガレッジセールやペナルティを好きという人の気持ちは非常によくわかります。だって全然悪くないから。そりゃ残念さんとか柔道山本(みたいな名前)とかたむらほにゃららよりはずっとクオリティが高い。
じゃあなんでダメかといえば感情移入ができない。そして感情移入できないのは肌が合わない、としかいいようがないわけでね。
何だか令和になってゴリエが復活傾向にあるのがわからない。どういう意図なんだ? |
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