クドカンという堅実な脚本家
FirstUPDATE2005.7.2
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先週アイランドの話を書きましたが、結局今クールでみていたのはアイランドとキムタクPD(プロモーションドラマ)の「ハンドル」(←友人の言い間違いですが、おもしろかったので採用)、そして「タイガー&ドラゴン」の3本だけでした。

アイランド(現注・草なぎ剛主演の「恋におちたら~僕の成功の秘密~」のこと)はあの駄文を書くために、キムタクPDはその時間みるものがなかったのでという消極的な理由、ということで、ちゃんと見ていたのは「タイガー&ドラゴン」だけでした。
いや、すいません。ちゃんとは見てないな。どうも金曜の10時にドラマを見る習慣がないので、つい忘れちゃうんです。始まって15分ぐらい経ってから気付くというパターンが3~4回ありました(まったく学習能力なし)

でもまぁおもしろかったかどうかはわかるわけで、んでどうなのかといえば、まずまずおもしろかった。てか表面上と異なって、ものすごく堅実なつくりでしたね。
「タイガー&ドラゴン」は落語の世界の話だけど、この作品に限らず、宮藤官九郎の脚本って人情ものが多いじゃないですか。もう寅さんの世界ですよ。やたら親子の絆が軸になってるし。

そんな中身に、異様にぶっ飛んだ衣をつけているんですよね。でも今回は衣よりも内面の方が目立っちゃって、衣が霞んじゃった、そんな印象です。
なにしろベタがガッチリ作り込んでるシナリオだから、そりゃアイランドとは比べようもないぐらいおもしろいですよ。でも正直、派手な衣と堅実な人情ものの組み合わせはいいかな、とは思います。

逆に堅実な見た目で堅実な中身の「ロケット・ボーイ」のような話がみたいなぁ。あれ、ものすごく中途半端になってしまったんで、いまだに惜しいと思ってるんですけど、またあんなテレビドラマできないかなぁってずっと思っているわけで。

直接的にその言葉は使ってないとはいえ、ちゃんとこの時点で「クドカンは<王道>の人」と見抜いているのは珍しく「お、やるな」と思ってしまいました。
その後もクドカンのことはいろいろ書いたけど、一番ハマった「あまちゃん」の頃はほとんどブログを書いてなくてね。つまりリアルタイムでは、そこそこまとまった感じではまったく書いてないんですよ。ま、Twitterにはわりとマメには書いてたけど。




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