主観と主観の不毛な争い
FirstUPDATE2005.6.23
@Scribble #Scribble2005 #やぶにらこぼれ #インターネット #人間関係 #ネガティブ 主観 単ページ PostScript

日頃から「ぜひコメントを残してください」と何かある度にお願いしているわけですが、実際コメントへのレスというのは非常に難しい。

たとえばですね。アタシが「A」について否定的なエントリを書いたとします。(「A」はただの記号です。間違っても久米宏の番組ではありません)
で、アタシの否定的な意見にたいして同意してくれた場合は非常にレスがつけやすい。当たり前です。そしてもしデータ的な間違いがある場合は素直にあやまります。正解を教えてもらったわけだからこれも当然ですね。
でも主観の違いのときは、これはどうしたらいいのかわからないことが多々あります。

アタシは気が小さいですし、せっかくコメントをくれた人にたいして酷い書き方はできません。かといって、反対の意見にたいして完全に同意してしまうと、エントリがまるで意味をなさないことになってしまう。何のために書いたのかわからない。
<主観>には正解も不正解もないわけで、相手の意向を出来る限り汲みつつ、かといって自分の意見も曲げないようにしないといけないわけでして。これは非常に微妙なバランス感覚が必要とされます。

もしアタシのレスで不愉快になった方がおられたら、それは謝ります。でも主観が交錯してきた時、管理人としてどのようなレスを書いたらいいのか、それはこうやってエントリ一回書くより遙かに労力がかかるのです。たとえ短文であっても。
そうなんです。コメントのレス付けって、エントリを書くよりよほど時間がかかってるのです。どうしたら自分の主観を曲げず、かつ相手を傷つけないようにするか。アタシが他のブログとか掲示板に書き込まないのは、そこの管理人に余計な負担をかけたくないという思いがあるからなんです。

まぁこんなことを書いてしまうと「もうコメントするな」といってるようですが、そんなことは全然ありません。これからももっともっとコメントをお待ちしています。
ただ主観に関しては曲げません。だってそれは主観だから。いくらその作品ができたバックボーンを知ったところで、「つまらない」という記憶を変えれるわけじゃないし。
あ、もしこの文章を書いて金がもらえるなら、いくらでも変えますけどね。でも好きでやってて、金にもならないんだから、せめて主観ぐらいは通させてくださいよ、ってことです。

なんだか言い訳がましいですが、これからもよろしくお願いします。

またしても「サイトを続ける悩み」ですな。
今考えたら、本当はこの頃から辞めたかったんだろうなぁと思うっつーかわかる。わかるんだけど、辞めるに辞められなかったってのもよく憶えているんで、いろいろ辛いんですよね。
この頃のアタシはドン底で(これも「まだ底がある」ってのが後々わかるんだけど、気分的には間違いなくドン底だった)、サイトを辞めることで完全に世間と断絶するのが怖かったんです。だから「コメントをください」と書いてるクセにあれこれ注文をつける、という矛盾したことを書いてるっていうか。
ま、それくらい辛かったってことで勘弁してください。




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