阪神の交流戦限定復刻ユニはイイ!
FirstUPDATE2005.5.16
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きのうの西武対巨人戦の中継、なんですかあれは。

「伝統の一戦ならぬ激闘の一戦」だの「春の日本シリーズ」だの、阪神の支持者のみならず当の巨人ファン、西武ファンでさえイライラしたんじゃないですかね。
西武は去年の日本一チームですしまだわかりますが、巨人の今の現状を把握しているなら到底「春の日本シリーズ」なんていえないですよ。
しかも凡プレーのオンパレード。「若獅子が史上最強打線に立ち向かう!」なんて小学生でもわかる幼稚なロジック。とにかくあの中山某とかいうアナウンサー、あなたは野球の実況はやんないでください。

さてさて、交流戦限定の阪神の復刻ユニ、おおむね好評ですね。ちょっと胸をなで下ろしました。まぁ冷静にみれば今っぽいデザインじゃないし、カッコ悪いっちゃあカッコ悪い。でもそんなものをぶっ飛ばすぐらいの「ヨサ」があると思うのです。
そして「ああ、阪神ってファンサービスってもんがよくわかってんな」と。
なんだか阪神に触発されたように「他の球団も復刻ユニに汁!」(現注・<汁!>は懐かしいなw もちろん「しろ!」の誤記ではなく当時の2ちゃんねる用語です。意味は「しろ!」と同じ)みたいな意見もあるようですが、アタシは無理だと思うのです。あれができるのは現状では阪神と、ギリギリ広島ぐらいでしょうね。
なぜならあの企画はユニオタを喜ばせるための企画ではなく、あくまで「長い間阪神を応援してくれてありがとう」という企画だからです。

具体的にいえば、あのユニを着用していたのは1979~1981年です。てことは復刻ユニをおぼえているのは30代半ばになるんじゃないかと思います。
これ以上古いユニになると、懐かしいとかというレベルではなく、大半の人にとっては初見になるわけで、よほどデザイン的にすぐれてないと「なんじゃこりゃ」ってことになる。もちろんユニオタを除いてね。
「懐かしい」が基本にあるわけだから、ここ30年の間に本拠地を移転したチームには通用しない。しかも西武のように、ついさいきんまでほぼ同じデザインを使っていたチームは「懐かしい」とあんまり思ってもらえない。さらにオリックスのようなチームも無理だろうし。

となると、阪神と広島ぐらいでしょう、可能なのは。中日や横浜も巨人も可能かもしれないけど、中日の今のユニが1986年以前のユニのリニューアルだし、横浜と巨人も10年ぐらい前まで使ってたし。そう考えるとちょっと微妙でしょ。
実際あの阪神の復刻ユニは絶妙だと思いますよ。あれって前開き(風)になっているじゃないですか。見ようによっては1975年当時のユニに見えなくもない。1975年といえばまだ田淵も江夏もいた頃なんですよね。
見る人によって田淵にも江夏にも掛布にも真弓にも、そしてもちろん岡田にも思いを馳せることができるんですよね。

きのうのサンデースポーツでロッテのファンサービスについて特集してましたけど、まぁ花火やアトラクションもいいですけど、阪神がやってることも十分ファン心理を刺激する、最高のファンサービスだと思うんですけどねぇ。

お、珍しく芯を食ったことを書いてるな。
復刻ユニ=『「長い間阪神を応援してくれてありがとう」という企画』というのは本当にそう思う。というのも、日本のプロ野球のユニで「先入観とか記憶の美化抜きでカッコいい」のなんてほとんどないんですよね。
つまり、何の意図もなく復刻ユニなんてやっちゃうと「ただ古くさい」だけになってしまう、みたいな。
だから復刻ユニで試合をやる時は可能な限り、そのユニが使われていた時期の再現を目指して欲しい。
阪神ならば、アタシが野球を見始めた1976年当時の復刻ユニだったら、スコアボードも昔の手書きを再現したふうに表示してね(出来れば選手名を縦に潰して欲しい)、あとテレビ中継もバックネットから映して、隅に表示されるスコアも白一色のシンプルな感じにするとか。
その試合はトランペットなしでいいよ。その代わり「オーヤマ!」コールはやってね。




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