ホリエモンという敗者
FirstUPDATE2005.3.31
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3月中はほとんど更新できず、ブックマークしていただいている方にはご迷惑かけました。ホントは4月からリニューアルの予定だったんですが、これもちょっとだけずれそうです。しかし4月よりテキスト更新は復活させますんで。

ここんとこ世論とマスコミの論調が隔離したニュースが多くないですかね。
大阪市の労組とか。ほんらい労組なんか世論を味方につけて戦うってのが常套のはずなのに、テレビで代表がしゃべればしゃべるほど世論を敵に回すっていう滑稽な図式になってますよね。

そして一番わかりやすいのが「ホリエモンVSフジテレビ」(断じて「ライブドアVSフジテレビ」ではない)でしょう。
ホリエモンがニッポン放送の実権を握るのなら、番組を降板するなんてタレントが発言してますが、仮に「ホリエモン放送局」になったとして、世論はそこまでホリエモンに対して悪意はもってないですよね。

ぶっちゃけアタシは今回もホリエモンは負けると思っています。勝ち負けを何で判断するかは難しいことなんだけど、おそらく大半の人が「やっぱりホリエモン、ダメだったな」という結果になる気がする。
ホリエモンってアタシから見ると、いわゆる「人生の勝者」の顔つきじゃないんですよ。そりゃあんだけお金を持ってたら十分なのかもしれないけど、でも世間的にみたら「善戦はするけど、最後は打ち負かされる」という感じで。

こういうね、敗者の美学、いや美学でもなんでもないけど、そういう人には弱いんですよ、日本人て。だからいまだに忠臣蔵なんてもんがもてはやされる。いくらマスコミがホリエモンのやり方を否定しても、世論はどこかで「どうせ最後は負けるんだから、精一杯暴れてほしい」みたいに思ってるんじゃないかと。

だってね、ホリエモンって勝つ気なさそうなんだもん。これは去年のプロ野球の新規参入の時も感じたんだけど、他人の神経を逆撫でするようなことを平気でいうでしょ。本当のやり手っていわれる人はあんなこといわないと思うのです。だって必要以上に悪印象あたえる意味なんかないはずだから。

なんだかゲームでいえば<縛りプレー>をしている気がする。<縛りプレー>とは、たとえば「ドラクエ」なんかだと、全員遊び人でプレーしたり、「ストⅡ」なんかの格闘ゲームだと、わざと特定の技しか使わずにプレーしたり。
ホリエモンは「あくまで自分のいいたいようにいった上で」勝ちたいんでしょうね。それはビジネスというより、ゲームとかに近いやり方じゃないかと。

もちろんそれである程度はいけるんだろうけど、フジテレビまで乗っ取れるとは到底思えないなぁ。いや会社の規模じゃなくて、その取り巻きとかを考えたらね。

どうでいいけど、ホリエモンの表記がね、このエントリに限らず全部「ほりえもん」とひらがな表記になってるんですよね。今回全部直したんだけど、当時はひらがな表記も普通だったんだろうか。
というかさ、どう考えても「ドラえもん」が元ネタなんだから「ホリえもん」が正しいんじゃないの?




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