ヒロシとかカンニングとか
FirstUPDATE2005.2.20
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ヒロシとか、カンニングとか、さいきんの若手芸人について書いていこうかと思っているのですが、実際の話、テレビとか出まくってる時点で若手じゃないんで、正確には「売り出し中の」芸人とした方がいいんでしょうね。でもそれじゃわかりにくいんで、こんなタイトルにしました。余計わかりにくいか。

ここで小出しで書いてましたが、アタシは大学生の頃、芸人の真似事をやってるような時期がありました。もしそのままプロになっていたら雨上がり決死隊やナインティナインなんかとほぼ同期ということになります。実際、アマチュアもプロもごちゃまぜのイベントとかでは彼らと同じステージにたったこともあります。
なんて書くと自慢ぽいですが、全然自慢でもなんでもありません。アタシは落ちこぼれで足を洗った劣等生だったんですから自慢になどなるわけがありません。

アタシも今年で37歳なのでいいかげんいいおっさんなんですが(現注・わけーな。若すぎるよ。何がオッサンだ)、そんなアタシと比べてもそれほど年齢の(アタシがプロになってたら芸歴も)違わないカンニングを若手と呼ぶのはかなり抵抗があります。
カンニングについては今マジメに語るのは気が引けます。中島の病気がわかった時にこんなことを書きましたが、これ以上のことを今は語る気がしません。
だからあえて茶化して書くのですが、中島不在の間、竹山の相方にオアシズの大久保佳代子はどうかね。男装させて遠目でみればわからないと思うんだけど。料理もできそうだし。中島が復帰すればまたオアシズに戻ればいいだけだし、いいことづくめの気がするんだけど。

さて、ヒロシのことですが、まさかここまで支持される存在になるとは夢にも思いませんでした。生でみたことがないのであくまで想像ですが、ヒロシの芸ってウケればウケるほどやりやすくなるタイプの芸だと思うのですよ。
カンニングは反対ですね。ウケればウケるほどやりにくくなるタイプです。

あれは彼の見た目のよさを逆手にとったやり方で、あれを本当のブ男がやったら引いてしまうと思うし、あの顔で自信過剰のネタをやったら反感を買ってしまう。あれはヒロシだからこそ成立するネタだと思うのです。
ヒロシにしてもカンニングにしても、≪方言≫を武器にしています。しかもそれを売りにするのではなく、さりげなく効果的に使っている。ともに九州出身ですが、この辺はうまいなぁと。
アタシも九州に住んでいたことがあるのでわかるのですが、方言こそ九州のものですが、テンポは九州のそれじゃないんですよね。

以前、福岡吉本の華丸・大吉ににインタビュー、おたこぷー、ケン坊田中と座談会をしたことがあります。彼らはいずれも九州出身でしゃべる言葉も当然九州弁です。(さっきからざっくり<九州>とひとくくりにしてますが、たんにアタシが聴きわけられないだけです)
この頃、華丸・大吉は「爆笑オンエアバトル」とかに出てたことだったと思うけど、大阪とか東京の他の芸人に一番びっくりされるのは「不思議なテンポ」だということだったらしいんです。それは本当によくわかる。アタシも九州に住んでいた頃、地元放送局制作のバラエティ番組とか見てると不思議なトリップ感におそわれました。それは九州独特の<間>のせいだ、とわかったのはずいぶんたった頃です。

ヒロシやカンニングも最初は福岡を中心に活動していました。それが全国区になったのは、九州独特の<間>を捨てたからだと思うのです。とくにカンニングの場合、言葉だけ九州弁、しかしテンポは大阪のそれに近い。アンタッチャブルの時も書いたけど、これからは方言のアクセントとかを生かしながら、テンポは大阪流というのがスタンダードになるんでしょうね。

関西でも千鳥とかネゴシックスはそれをやってるし。それをいえばガレッジセールなんかもそうなんですよねぇ。

こんなことを考えてたってのをあまりにも憶えてなくて、逆にあんまり補足もないんだけど、芸人も悲喜こもごもというかね。
ヒロシがあんな感じになるなんて想像も出来なかったし、華丸・大吉の爆発も、んで千鳥の躍進も、まったく想像してなかった。
ま、無理矢理何か言うなら、人生泣き笑いでやんす。




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