新すぃ女芸人
FirstUPDATE2004.11.27
@Scribble #Scribble2004 #笑い #テレビ #顔 単ページ 友近 青木さやか #明石家さんま PostScript #兵庫 #マジョリティ/マイノリティ #ダウンタウン yabuniramiJAPAN

今回は唐突に、最近の女芸人について。

「ゴローズバー」などで、セット扱いされかけている友近と青木さやかですが、このふたり、まったく芸人としてのタイプは違いますよね。
「トークの青木、ネタの友近」といったのは爆笑問題の太田ですが、まさに言い得て妙で、逆にいえば、友近のトークと青木のネタは驚くほど脆弱だったりします。だから番組側もツブシがきくようにセットで使いたがるのかもしれませんが。
ご両人とも、今年に入ってから本格的に全国ネットの番組にでるようになったわけですが、アタシからすれば「出るべくして出た21世紀型女芸人」だと思うのです。

なにが21世紀型なのか、順を追って説明します。
それまでにも、古くは藤田まことや植木等、さらに明石家さんまなど、二枚目芸人というのは存在しましたが、彼らはマイノリティでしかありませんでしたし、本人たちも、ルックスのよさを利用して人気を獲得しようという意図があったようにはみえません。
それがとんねるずやダウンタウンの出現以降、二枚目かどうかはさておいても、とりあえず女性にモテそうな身なりをした芸人こそがスタンダード、という時代になったのです。
彼らは戦略として「若い女性から支持される」ことを武器にしていきました。

ところがです。
女性芸人は、と見渡したことろで、旧態依然とした<男とは縁がなさそう>さを売りにしたような人しか見当たりませんでした。男性芸人は≪モテそう≫さを売りにしていってるにもかかわらず。
友近と青木さやかは違います。
ふたりとも、ちょうど美人と不細工の中間。純粋に顔のつくりだけでいけばふつうに属すると思うんだけど、なんだか妙な色気がある。
非常に下世話な話で恐縮ですが、それまでの女芸人は「頼まれてもお断りしてしまいたくなる」人たちばかりでした。でもこのふたりの場合、まぁ個人的な好みはともかく、「デキるのならやるわな」というレベルなんですね。これが新しい。

しかも<モテない>を売りにしていない。むしろ「男はいくらでも寄ってくる」ということすら漂わしている。これは最近の男性芸人とおなじなんですね。たぶんいつかは女芸人もこういう路線になるだろうと思っていたのですが、21世紀になってやっと出現した、という感じなんです。
北陽なんかも、一応<モテない>を売りにはしてますが、やっぱり「デキるのならやるわな」レベルをクリアしていますからね。

たぶんこれからは、これが女芸人のスタンダードになると思いますよ。「頼まれてもお断りしてしまいたくなる」のは、オアシズやアンラッキー後藤あたりで打ち止めな気がしますがどうでしょう。

今ならちょっと憚られるようなルッキズムネタっつーかポリ○レ案件ぽいけど、ま、この時代ならではってことで。
にしても思ったより青木さやかは「したたかさ」みたいなのがなかったなぁ。その点友近はかなりしたたかな感じがする。実際は知らんけど。




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