A作品実写化推進委員会
FirstUPDATE2004.11.19
@Scribble #Scribble2004 #藤子不二雄 実写化 中川家 単ページ

何週かにわたってブツ切れで放送された「ドラえもん・のび太と銀河超特急」ですが、予想外におもしろかったんでビックリしました。初期のような深みこそないけど、これはこれでおもしろいじゃないって感じで。

しかしね、いかにF先生の最晩年につくられた作品でも、感動の押し売りの「ふしぎ風使い」あたりとは比べ物にならんな。何しろアイデアがひとつじゃないもん。やっぱ映画なんだから、アイデアがいくつつまってるか、でしょう。
まぁ結局は、今の藤子プロ+芝山努では、最晩年の枯れ果てたF先生に到底かなわない、ってことなんでしょうかね。

さてさて、ずっとアニメ「エスパー魔美」のDVD化推進の活動をされている方がおられますが(現注・「エスパー魔美」のDVDボックスは2014年に実現)、名作と誉れ高いアニメはいまだにDVD化されていないにもかかわらず、珍作とも凡作ともいわれる実写版はDVD化されているのですね。
アタシもこの実写版をチラッとみましたが、NHKだから、とか、ヌードがない(中学生のヌードなんか無理に決まってるんだからあたりまえだけど)とか、そういうのと違うレベルで、とんでもなく酷い出来になってました。あんなんしかできないんだったら「エスパー魔美の実写化」なんて名乗らずに、オリジナルってことにせぇよ!と思いましたもん。「エスパー魔美にインスパイアされたオリジナルです」ってことでいいじゃん。だったら変な批判もされないし。莫迦だな、NHK名古屋。

しかし「キテレツ大百科」といい、なんでああ、実写化が難しい題材を選ぶかなぁ。だいたいF作品で実写化可能なのって「中年スーパーマン左江内氏」ぐらいでしょうに。今更だけど、これを連載当時に中条静夫で実写にしておくべきだったね。(現注・「中年スーパーマン左江内氏」の実写化は2017年に堤真一主演で実現)

今年(現注・2004年)になって「忍者ハットリくん」の実写映画が公開されましたが、絶対F作品より、A作品のほうが実写化に向いていると思うのですよ。
記憶の新しいところでは「笑ゥせぇるすまん」を伊東四朗主演でやりましたが、まぁまぁの出来にはなってたと思います。しかしもっと実写向きの作品はあるはずで・・・。
てなことで、いくつか候補をあげたいと思います。

・ユースケ・サンタマリア主演で「戯れ男」
アタシの知り合いで、もっとザレオっぽいヤツがいるのですが、今の役者でザレオがやれるのはユースケぐらいじゃないでしょうか。非常にザクッとした原作なので、いくらでもドラマ向けにアレンジできるのもおいしいと思います。

・中川家・礼二主演で「番外社員」
マジでピッタリですよ。なにより顔が似てるし。
あ、ついでにお兄ちゃん主演で「万年青」もアリか。ちょっと年食ってるけど。

・温水洋一主演で「喝揚丸ユスリ商会」
実は一度、笑福亭鶴瓶主演で「ギミア・ぶれいく」内で実写化されてるんですが、放送が終わった直後に、いかにも不満そうな顔でA先生が「ホームドラマっぽくてよかったんじゃないですか」といってましたね。だいたい鶴瓶はともかく、藤田朋子は違うだろ。
でも温水ならいけそうだと思いません?たぶん滅茶苦茶コワいドラマになると思うんだけどね。ちなみに嫁役は南海キャンディーズのデカ女で。

・北陽・虻川主演で「ミス・ドラキュラ」
ああ、これは反対意見多そうだなぁ。美人女優がブスにバケるのがふつうだし。けど虻川って実は品のある顔立ちなんよ。まさかこの女がバケるとは誰も思わんだろう。
しかもこれを実写化するとなると、ちょっとアレンジすれば「無名くん」と「オヤジ坊太郎」と、計3作品の原作が使えるんですよね。

どれもこれもマニアックな作品ばかりですな。われながらあきれます。しかし「笑ゥせぇるすまん」もアニメ化されるまでは全然無名だったわけだし、うまくやれば全然問題ないと思いますよ。少なくとも「シャドウ商会変奇郎」をやるよりはね。

昔に書いたんだから古くて当たり前だけど、出てくるタレント名が古い、とは違うけど 「そぐわない」感じになるのは致し方ないですな。
それにしても中川家礼二ってものすごく<A顔>なんですよね。そのわりには安孫子先生に描いてもらってた似顔絵はあんまりA顔じゃなかったんだけど。




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