マジメな坂田利夫
FirstUPDATE2004.9.14
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人の印象というのは、初対面での印象が最後まで引きずっていくことが多くて、初対面の印象がよかった人は、その後著しく悪印象になるようなことをしない限り最後まで好意的にとらえます。また逆もしかり。

これは芸能人とかもほぼそんな感じですが、もちろん例外もありまして。

子供の時はね、とにかく坂田利夫が嫌いでしかたがなかったんです。アホの坂田ですね。もう常にふざけてるというか、まぁコメディアンなんだからふざけてて当然なんだけど、なんか度がすぎる気がしてね。
ところがおとなになって、あることをきっかけにして、まるっきり印象が変わってしまった。

たしか「摩訶不思議!ダウンタウンの・・・(てんてんてん)」だったと思うけど、便所のシュポシュポあるでしょ。正式名称は知らないけど、とにかく便所がつまった時に使うやつ。あれを使って一発芸をするコーナーがあったんです。
といっても本人がその場でやるんじゃなくて、写真だけなんだけど、その中の一枚に、シュポシュポをワイングラスにみたてたのがあって。

もうね、ありえないぐらい真面目な顔をしてるんですよ。坂田利夫が。

これは腹が痛くなるぐらい笑った。よく「死ぬほど笑った」とかいいますけど、ホントに死ぬかと思いました。
それからすぐ後、なんかのビデオのパッケージで、扮装はいつものアホなんだけど、やっぱりクソ真面目な顔をした坂田利夫が写ってて。大変でしたよ。レンタルビデオ屋で必死で笑いをこらえてましたから。
それ以来ずっと坂田利夫に夢中。いや、なんか芸をしてる坂田利夫には興味はないのですけど、テレビとかでもちょっと気を抜いた時に真面目な顔になるんで、それ目当てに楽しんでいます。

とまあごく稀に印象が変わる時があるというお話です。ということにしておこう。

NGKの前に行くと、その真向かいにある人形焼きみたいな店で延々「あ~りがァとさ~ん!」っていう坂田利夫の声を流してるけど、あれって店員、嫌にならないのかね。




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