前にトップにちらっと書いたと思うんですけど、最近一番ハマっていたドラマといえば、毎日放送の木曜深夜に再放送していた「青い鳥」(1997・TBS)だったんですよね。
もちろん再放送にハマったくらいだから本放送は観てなくて、もうたまたま観だしたって感じだったんですが。でもこれが面白くて。ああやっぱ金曜ドラマだなって。
金曜ドラマ。TBS系で金曜22時からのドラマ枠なんですが、この枠のドラマを最初に観たのは「ふぞろいの林檎たち」(1983・TBS)からだったかな。当時話題になっていた愛人バンクをあつかった「無邪気な関係」(1984・TBS)も面白かった。(これ今調べたら、脚本が「金八先生」の小山内美江子なんですね)
この枠のドラマを観ていると、ホントTBSはドラマつくんのうまいなぁと思います。いうちゃなんですけど、他の民放とは格が違うというか。他の局のドラマは脚本が悪いとズタボロになりがちで、仮に脚本が頑張っていてもダメになっちゃうケースすらありますからね。
今の「奥様は魔女」(現注・2004年1~3月に放送された米倉涼子主演の日本版)なんか他局でやったらもうドラマ史上に残る駄作になっていた可能性すらあるのに、さすがはTBS。最低ラインはキチンとクリアしてますもん。(まぁあれは夏木マリと竹中直人のおかげだけれども)
「青い鳥」に話を戻しますが、途中でテンションが落ちちゃってたね。6年後からかな。もったいないというか。いや個人的にはあの山田麻衣子って娘があまりにも魅力なく感じたし。
それでも面白くて眠い目をこすりつつ観てて、先週が最終回だった。
で、何がどうダメだったかは書かないけど、とにかく、あーあ、やっちゃったって感じです。完結編もあるそうだけど、別にどうでもいいや。マジで。
それまでずっとよくて、最終回でブチ壊したドラマって結構ありますよね。アタシにとっては「人生は上々だ」(1995・TBS)なんかもそうでした。
こういうのってツラいですよ。思い入れってやつができてますからね。
逆に最終回で自分的評価があがるってこともごく稀にあって「ショムニ」(1998・フジテレビ)がそうでした。途中までは「まぁこういうドラマもありなんじゃないの」ってぐらいだったんですけど、最終回でドカーンと面白さが昇華されてて、こりゃ凄いなぁと。(ただし何回目のシリーズかでアタシは見限って途中から観てません)
テレビドラマって難しいなぁと思いますね。それまでどれだけよくても最終回がダメだと全部の評価を下げざるをえないですから。(「マンハッタンラブストーリー」みたいなオチでも評価が難しいし)
でもこれが映画ならオチが少々弱くても、そんなに評価は変わらないんですね。フシギなもので。なんででしょうね。
「青い鳥」の最終回は今ならもっと炎上してたでしょうね。 あれって完全に生理的な気持ち悪さというか、拒絶反応が起こるような展開だからね。 それを覆すには<新>となるヒロインの魅力で強引に押し通すしかないんだけど、それも、ぜんぜん、となったら、特別ああいう展開に拒絶反応が起きない人から見ても「なんだかなぁ」みたいにしか思えないわけで。 ネタバレなしで書いたけど、もういいんじゃね?とも思うけど、ま、一応ね。 |
---|
@Scribble #Scribble2004 #テレビドラマ #ネガティブ 最終回 青い鳥 金曜ドラマ 単ページ PostScript #2000年代 #映画 yabuniramiJAPAN